地元のうまいもん屋さん紹介⑤【はまだ】 和風料理屋さんなのにパスタやワインもあるこだわりのお店
こんにちは、安住庵・支配人の渡邊です。
行きつけの床屋さんに紹介された料理屋さん〈はまだ〉。
よくウォーキングの際に通る道沿いだということなのにお店の存在自体をまったく知らなくて、「あそこにお店あったろうか」と思いながら2ケ月程前に初めて訪れました。
分からなかったのもそのはずで、大通りに面したそこは日中は民家のような扉があるだけ。
営業前には屋号の分かる看板もないのです。
床屋のマスターも知人に連れられて初めて行ったそうで、「とにかくとても良かったですよ」とのコメント。
私もその言葉を聞かなければ知らないままだったことでしょう。
店内は外装からは想像もつかないような和風の造りに。
逆にBGMにはJAZZなんかが流れていて、そのギャップが何とも心地いい雰囲気を醸し出しています。
カウンター7~8席と小上がりには4名位座れる掘りごたつ風の席が3組。
クセのある手書きのメニューを見てその種類の多さにビックリ。
老眼の身としては眼鏡を持ってくればよかったと後悔しながら、あれこれと注文選びに悩んでしまいます。
この辺りでは定番であるお造りの種類も豊富ですが、私と女将はどうしても肉系や揚物に目がいきがちです。
そして何とも嬉しい驚きが、ワインはともかくパスタまであること。
クオリティもイタリアンのお店に負けず劣らず、いえいえそれ以上かも!
どれもこれもとても美味しくて、丁寧な仕込みと愛情を感じられる一品ばかり。
箸が止まらず、ついついお酒も進んでしまいます。
こんな素敵なお店があるのを今まで知らなかったことの後悔と、出会えたことの喜びの気持ちでいっぱいです。
初めて行った時から先日3回目の訪問でしたが、実はそれまでも何度か予約をしようとしていっぱいで入れなかったこと数回。
予約なしではなかなか難しいかもです。
ご主人がひとりで調理しているらしく、席をいっぱいにしてしまうとお出しする料理が遅れてしまうので、おそらく受け入れの人数を制限されているのではないかと。
なるべくたくさんのお客様を受けた方が当然売り上げにつながることですが、頼んだものがなかなか出てこなかったり、バタバタした様子を感じさせてしまうよりも、こうした方針を貫くことでよりお食事を楽しんでいただける。
そんなお店のこだわりを垣間見たようです。
宿にも通じる部分がたくさんあるとキズキを受けたお店です。
私と女将は次々といいテンポで出していただくお料理を堪能し、お酒も結構飲んで1時間くらいで満腹です。
私たちが終わればまた次の人を受けられるでしょうから、だらだらとせずに美味しい気分のまま帰路につきます。
次来たときは何頼もうかな、と思いを馳せながら。
営業時間は午後5時~10時ですが、くれぐれも予約された方がいいです。
毎週日曜日が定休。