新米「四万十市産こしひかり」出ました
こんにちは、安住庵・支配人の渡邊です。
当庵では季節ごと時期に合わせたブランド米をご提供していますが、
先ごろ四万十産こしひかりに新米が登場しました。
新米は前線があり沖縄地方から順に日本列島を上がっていくようですが、
全国的には概ね大差はなく9月から10月頃に食卓に出回り、
一般的に秋の味覚として認知されているのではないでしょうか。
真夏に新米ってちょっと違和感があるかもしれませんね。
高知県は江戸時代から続く「二期作」の発祥地とされていて、
この伝統的な米造りで年2回お米が収穫されます。
ついこの間まで綺麗な新緑をしていた田んぼの稲穂が黄金色になり、
8月上旬に収穫期を迎え刈り取りの作業をするその横で、
同時に田植えをする異様な光景があります。
二期作の米農家さんはこの時期が年間を通じて一番大忙しです。
沖縄は台風のシーズンになる前に極端に早く6月に収穫されるようですが、
二期作を行っている地域以外では一般的にそう大差はないです。
同じ四国内でも香川、愛媛では二期作ではなく9月に入ってからの新米なので、
高知県は全国的に見ても沖縄に次いで特別に早いですね。
「今年は台風が少なく水災害がなかったのでいい出来ですよ」
と仕入業者さんの言葉。
これまでお出ししていた香り米入りの十和錦もすごくご好評でしたが、
新米はふっくらもっちりで、やはりひと味違いますね。
新米は水分が多いので焚くときには通常より水加減を少なくするのがポイント。
そして、天日塩を1升につき小さじ1杯程度加えて年代物のガス釜で一気に焚き上げます。
白ご飯はお食事の源。
お米がおいしいとそれだけでお食事がぐんと引き立ちます。
一足早い当庵こだわりの秋の味覚を是非お楽しみいただければと思います。
10月には香り米入りの新米が出る予定なので、こちらも今から楽しみです。