《四万十川ウルトラマラソン》4年ぶりの開催が決定しましたが当庵では受け入れを辞退することにしました
こんにちは、安住庵・支配人の渡邊です。
コロナ禍で中止を余儀なくされてきた《四万十川ウルトラマラソン》。
今年は第29回大会として4年ぶりに開催することが決定し、先日より先着順でエントリー開始となりました。
私がこの地へきた25年前にはもうすでに人気が定着した大会となっていて、毎年10月にはたくさんの選手の方たちにお泊りいただきました。
と言うよりも、大会前日と当日は参加者だけでいっぱいとなり、一般のお泊りの方は近隣では部屋を探すのが困難なことに。
我々宿泊施設は選手から直接予約を受けるわけではなく、大会事務局側に部屋数を提供し宿泊リストの通りにお部屋を用意するという流れです。
ですが今回の大会においてはこの〈部屋提供を辞退する〉ことにしました。
当初ホテル中村の頃は全客室を、そしてなごみ宿安住庵になってからは特別展望室以外のお部屋はすべてウルトラマラソン用に提供していました。
つまり、ここのところはマラソン参加者と一般の観光の方が共存するように。
マラソンの方は大会当日早朝3時過ぎに朝食を摂り、外がまだ暗いうちに出発。
その後少し間をおいて一般の方の朝食の準備をする。
チェックアウト後、日中は仕入やらで昼過ぎまで外出。
帰ってから3時30分のチェックインの準備をする。
一般の方は6時から順次夕食をお召し上がりになりますが、マラソンの方は特別時間で8時位になるのがほとんど。
このように一般の方とマラソン参加者の両方を受け入れると、全く別の時間帯で食事のご用意をする必要が出てくるのです。
今までは何とかやりくりしていましたが、現状宿泊業界で大きな課題になっている人手不足の問題があり、どうしてもこの対応が難しいという判断に至りました。
今までは知らない方同士で一部屋を使う相部屋での配宿も事務局からありましたが、コロナ禍ではそれもNGに。
お一人で参加の方は一人部屋をという前提となり、シングルという部屋がないことも辞退の理由のひとつです。
と言っても、部屋の提供を辞退しているだけで、通常の販売枠から明らかにマラソンの方だと思われる多くのご予約をすでにいただいています。
これらの方には直接ご連絡をし、参加である場合には(ほとんどがそうでした)お食事時間等のご説明をしご理解をいただくように。
かつてマラソン参加者には、生ものを避けることや炭水化物を多めに、という指導の元で、別メニューの内容のお品でご用意していました。
今回はその対応もできず一般の方と同じ内容になる旨もご納得いただいています。
そしてもう一つ、当庵の立地に関しての不具合なことをお伝えしなければなりません。
大会当日は市内数か所からスタート地点まで循環バスが運行しておりますが、当庵から一番近い停留所・新ロイヤルホテル四万十までは外灯のあまりない山道を下っていくことになります。
現在ご予約いただいているランナーの方は、お連れの方がお車でスタート地点ないしバス停まで送られるという事なので問題ないようですが、同室の方すべてが参加者の場合には上記にご留意ください。
また1泊でチェックアウトされる場合はこの状況の中で、大きなキャリーケースなどを転がして下りなければならない事も要注意!
公式サイトからはウルトラマラソン用としてでなく通常通りの予約内容で販売をしておりますが、当日の朝食はご用意できない事、車で送ってくれる方がいない場合は暗い山道を下りなければならない事、大会終了後の夕食は時間制限がありますので夕食なしプランが望ましい事、ご予約いただく際にはくれぐれもこれらの事をふまえていただければと思います。
〈マラソン参加者の受け入れを辞退します〉と冒頭でお伝えしましたが、現時点ではほとんどの方がその関係の方でいっぱいに。
一般の観光の方はご予約が取りにくい状態となっていますが、今後キャンセルが出る場合がありますので、公式サイトの空室状況をチェックしてみて下さい。