《蛇王神社》は四万十川河口の名鹿地区にひっそりと鎮座しています
こんにちは、安住庵・支配人の渡邊です。
昨年の辰年には干支にかけて、足摺岬や桂浜近くの《竜王神社》に参拝に行ったことを以前のブログでもご紹介しました。
竜王神社は全国様々な場所にあるようで、《龍河洞》など県内ほかにもいくつもあることを知りました。
やはり龍は神聖な生き物で、神様仏様の化身として崇められていたということなのでしょう。
そして今年の干支・蛇もまた龍と同様の存在として神聖化されてきました。
財の象徴としても、蛇の夢を見たり、抜け殻を財布に入れておくと思わぬ収入がある、なんていう話を聞いたことがある人も多いのでは。
四万十市の河口の奥の方。名鹿(なしし)地区。
ここに《蛇王神社》があるということは以前から知っていましたが訪れたことがなく、どうせなら巳年が明けてからお参りに行こうと。
市内にありながらあまり馴染みのない地域ですが、ナビを頼りに簡単に行けました。
でも途中から道がすごく狭くすれ違いのできなくなるところもあるので、特に大きな車の方は要注意。
専用の駐車場から「あと500歩」の看板があり、そのしばらく先に小さな鳥居が見えます。
鳥居から祠(ほこら)までは急斜面の階段を上がりますので、サンダル履きやお足の悪い方には少々キツイかと。
蛇の置物に囲まれながらもくもくと階段を上がり、それでも5分ほどで祠のある頂上に到着。
この山は白大蛇の霊を祀った蛇王権限として100年も前には結構盛大なお祭りがあったようですが、現在は所有している地元の企業が神社を再建して管理維持し、知る人ぞ知るところになっているということです。
社(やしろ)前に展示されている〈夫婦白大蛇蛇紋石〉という蛇の模様のある対の大きな石は、「ホギホギ(宝来宝来)」と唱えてお祀りすると〈財や子宝に恵まれる(宝が来る)〉という言い伝えがあるとか。
巳年になったせいか、正月明けの連休を過ぎた平日でも結構な人がお詣りにきていました。
今年は60年に一度の〈乙巳(きのとみ)〉。
〈再生や変化を繰り返しながら柔軟に発展していく〉という縁起の良い年ということです。
《蛇王神社》は《竜王神社》同様全国の他の地域にもあるようですが、高知県ではここだけとのこと。
丁寧にお詣りしたら金運がアップ、なんてことになるかもしれませんよ。
当庵より車で30分ほど。