中村城址の周辺を巡るおススメの散歩コース
こんにちは、安住庵・支配人の渡邊です。
朝晩の冷え込みはともかく、日中はとても気持ちのいい気候になりました。
10月までは残暑の残っていて少し動くと汗ばむ陽気の時もありましたが、今は散歩するには最適の頃合かもしれません。
私自身も普段の運動不足解消のために、簡単なお使い事はなるべく歩いて出かけるようにしていますが、夏場は汗だくになるのを理由にして遠ざかっていました。
なので、今この時期を逃さずに歩くよう心掛けています。
当庵のある城山の山道は遊歩道になっていて、ウォーキングやワンちゃんのお散歩、さらにはマラソンの訓練の方などたくさんいらっしゃいます。
今日はこの城山を下って山の周辺をぐるりと廻り、再び上がってくるおススメの散歩コースをご紹介します。
当庵から出発し200メートル位進んでいくと、右手に街に下りていく遊歩道があります。
緑の木々に囲まれながらそこを道なりに。
時たま上がってくる車に注意しながら進んでいくと、途中車の通らないショートカットする道が。
車両が通る道でもOKですが、自分はここを軽く勢いをつけて下りていくのがお気に入りです。
10分位で下まで下り切ります。
ここから城山を左に見るようにして歩いていきます。
この道は中村高校の生徒の登下校の道として歩道をしっかり確保してあり、逆に車道は車があまりスピードを出さないよう道幅を狭くしてあります。
右手には枝垂れ桜が植わっていて春にはその下をくぐるように。
その右手には四万十川の水を引き込んだ水路がありメダカが泳いでいます。
数百メートル進み「山内家屋敷幡多郡奉行所」跡地を左折。
右手に中村高校を見ながら少し進むと「奥御前神社」があります。
ひっそりとあまり目立たずに佇むこの神社は、地元の人もあまり頻繁に行き来してないようですが、「合格祈願」の神社として私も子供の受験の度にお詣りに来ていました。
寄り道してこの神社へ入っていくと、祠の右手には大きな夫婦杉が。
そしてさらにその横を通り抜けて奥まで進むと、直径2メートルもあろうかと思えるような大杉が天上に突きあがるようにそびえ立っています。
ご神木とも思えるようなこの大杉は、幡多の「3大神杉」と言われているようですが、一般にはあまり知られていないようですね。
隠れスポットのこの大杉からは大きなパワーが感じられるような。
寄り道から本線に戻りふたたび歩いて行きます。
山のふもとの道を廻り、ここから住宅街のゆるやかな坂を上っていくと、下りてきたのとは反対側の山の上り口に出ます。
ここからは少々息の上がる最後の上りになるのでもうひと踏ん張り。
10分程あがると為松公園があります。
この公園は地元では桜の名所として知られていますが、紅葉もなかなかのものですよ。
為松公園の紅葉は結構遅く、11月下旬頃から12月上旬頃が見ごろでしょうか。
また散り始めてからも地面の落ち葉がさらなる見応えを感じます。
公園内には地元出身の哲学者「幸徳秋水の碑」や「四万十市郷土博物館」も。
公園から3分位で当庵に。
出発してから小1時間(神社へ立ち寄ると1時間半位)の散歩コースです。
早めにチェックインした後の散策や、少し早起きして朝食前のお散歩にいかがでしょうか。
程よく身体を動かし、汗ばんだ身体を温泉でほっこりさせてからお食事をいただく。
旅の醍醐味ですね。