チェックイン時にお渡しするキーホルダーには4つの鍵がついてます
こんにちは、安住庵・支配人の渡邊です。
宿泊施設において、チェックイン時に必ず渡される「鍵」。
最新のホテルなどでは昨今カードキーになっているところも多いようですが、当庵では旧式のいわゆる〈鍵状タイプ〉のものを使用しています。
お部屋の入口の扉を開閉をするための〈ルームキー〉が一般的ですが、当庵でお渡しするものは4つありますのでご案内します。
●鍵①と②
まずは一般的な〈お部屋の鍵〉ですが、これが2つ。
1つは取り外し可能になっていますので、男女で別々に温泉に行かれる際、それぞれお持ちいただければ、温泉から時間差で出られてもどこかでお相手を待つ必要なく、そのままお部屋に戻ることができます。
以前には帳場に預けられて、先にお出になった方がピックアップするというケースが多々。
ですが、どちらが先に出られたかお互いわからないので、必ずどちらも帳場へ立ち寄る必要が。
そもそも夜間や早朝など帳場の受付外の時間帯ではうまくいきません。
いろいろと検討した結果、取り外しのできる鍵をもう1つ付けることに。
結果、帳場にわざわざ預けにこられる方はほとんどいらっしゃらなくなりました。
●鍵③
お部屋内にある〈金庫の鍵〉です。
あまり大型のものではなくお財布数個程度しか入りませんが、それでも皆様事足りていらっしゃるようです。
●鍵④
そして、玄関自動扉横にある〈勝手口の鍵〉です。
お夕食なしのプランの場合、街までお出かけになられている方のために、以前は深夜0時までは自動扉は開けていました。
ですが、帳場の受付時間は夜9:30までとなっているのに自動扉は出入り自由では防犯上よろしくないので、その時間に合わせ施錠することにしました。
お出かけの方には合鍵をお渡しし、お帰りが遅くなる場合は勝手口からお入りいただくようご案内を。
ところが、数年前の健康増進法の改正により屋内での喫煙が原則NGとなり、愛煙家の方は喫煙が屋外だけとなってしまう事態がでてきました。
9:30に自動扉を施錠してしまうと以降喫煙できなくなってしまうという問題が。
場所については法律上の問題なのでご理解いただくしかないのですが、時間帯までも制限してしまうのはあまりにも酷なこと。
あれこれ思案した結果、それならばお部屋ひとつひとつに合鍵を付けてしまおうという事になったわけです。
この他、早朝にランニングやお散歩に出られる方、車内にワンちゃんがいるため度々お車に行かれる方など、今ではいろいろなケースに対応できているかと。
もうひとつ、その上何故このように大きなキーホルダーが付いているのかというと、以前に鍵を返却するのをお忘れになりお持ち帰りになってしまうことがたまにあっため、これを防止するようあえてこのような形になったというわけです。
お客様にはジャラジャラと邪魔かと思いますがご理解いただければと思います。