超アナログな暖房器具〈湯たんぽ〉を期間限定で貸し出し中です
こんにちは、安住庵・支配人の渡邊です。
少し前には報道でも「10年に一度の大寒波襲来」と謳われていた通り全国各地で大雪をもらしました。
四万十でも今年の1月は例年より寒い日が続いていましたが、ようやくちょっと落ち着いてきた感があります。
そんな中昨今の電気料金の高騰ぶりは尋常ではないですね。
宿の規模にもよりますが、市内で一番大型ホテルでは1ケ月の電気料金が通常の5割増で数百万円にのぼったと嘆いていました。
宿での暖房はもっぱらエアコンが主流。
公共の共有部分や客室でも電気を使った暖房により、電気代が高騰するのも無理はない話です。
では、就寝時の暖房器具は?
客室内でもエアコンで室内を温めていて、お休みになる際もそのままにしておくのが一般的ですね。
特別寝具の方を温めることってあまり見かけないのではないでしょうか。
でもこれだとのどがカラカラになってしまうため、エアコンを付けたままを嫌がる方もいらっしゃいます。
その時はお布団の中でご自身の体温で温まるのを待つしかないのですが。
当庵では数年前から、こういった方のために冬場には〈湯たんぽ〉をご用意しています。
タンクの中に熱湯を入れてカバーをかけるという、超アナログな商品です。
冬場は底冷えをするような気候の群馬生まれの私自身、小学生の頃は湯たんぽを愛用していました。
容器に熱湯を入れるだけなので朝までは保温できませんが、寝床に入る時が一番肝心!
冷たいせんべい布団でも足元一帯はとても気持ちのいいぬくもりで、床に入った瞬間の幸せな気持ちといったらありません。
昔のタイプはブリキ製(?)だったのか、熱くなりすぎて低温火傷したことも。
こういった昔ながらの商品が見直されているようで、今はプラスチック製のものなど、サイズもいろいろなものが販売されているようです。
ご利用いただいたお客様からも、「布団の足元がほんわかと温かく、よく眠れました」とのお声も多数ちょうだいしています。
改めて大人になってから使ってみても、じんわりととても優しい温かさが嬉しいですね。
若い方などは湯たんぽそのものを知らない方もいらっしゃるかもしれませんが、日本古来の暖房器具を是非体感してみてください。
虜(とりこ)になるかもしれませんよ。