「地元の人と一緒に食事をとりたい」というご要望についてご注意いただきたいこと
こんにちは、安住庵・支配人の渡邊です。
四万十市内に親族やお知り合いがいらっしゃって、夕食だけ一緒にとれないかとのお問い合わせをいただくことがしばしばあります。
当庵は小さい宿なので食事処の席数も限られておりますが、数名程度の追加でしたら事前にご予約を承ることが可能です。
この際ご注意いただきたいことがいくつかありますのでご案内します。
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ご要望はご宿泊のご予約をいただいた方から
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「そちらに宿泊する予定の人と一緒に食事をしたいんですけど。●月●日に●●さんで予約入ってますよね?」
このようなお電話をいただいたことが過去に数回ありました。
大変申し訳ございませんが、現在は特に個人情報の管理の観点から、こういったお問い合わせにはお応えすることができません。
加えて、そのご宿泊者のご了解があるかもわからずに、知り合いであるという地元の方のお電話だけで勝手にこちらがお受けすることはできないのです。
ご宿泊のご予定があってこその追加のご要望となりますので、やはりこのようなケースではご予約者からのお申し込みをお願いしています。
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ご宿泊者以外は客室、温泉のご利用は不可
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多くの宿泊施設では、客室は宿泊者以外は出入りできないという利用規約があります。
〈消防法〉により客室の広さに応じて定員数が決まっていて、宿はその人数に応じて保険に加入する義務があります。
当然ながら宿泊者以外は対象になりませんので、災害等があった時に保険の問題で面倒な事態になることを防ぐという意味も。
いくら近しい人であっても、このようなことから宿ではご宿泊者以外の方はご利用できないルールがあるのです。
また温泉についても、一般の不特定多数の方が利用する場合には保健所で〈公衆浴場法〉の許可が必要になります。
入館時に自分の名前や連絡先等の素性を明かす必要がない銭湯やスパなどの入浴施設。
これに対して当庵では温泉のご利用はご宿泊の方だけに限っていますので、入浴される方の情報を把握しています。
何かの不具合があったとき個々に連絡ができる状態なので、保健所ではそこを区分けの条件としています。
早く着いてお部屋でお茶を、または温泉に入ってからお食事を、というのをご遠慮いただいているのはこういった事由があるのです。
お食事のみご一緒される場合には、あらかじめお決めいただいたお食事時間に合わせてお越しいただくようにご案内しています。
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お土産や差し入れはお持ち帰りを前提に
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地元の人が、お泊りのお知り合いの方とお食事をご一緒したり、そうでなくても会いに訪ねてこられる際に「えっ?」と感じてしまったことがありました。
地元の特産品をお土産や差し入れにお渡ししたいということで、大きな箱に入った果物を持ってこられたのです。
人数にそぐわないような量の為ご逗留中食べきることはできずお持ち帰りになることに。
でもその時そのお泊りの方は車利用でなかったのです。
「あんな大きな箱を持って列車に乗れるだろうか?」
果物以外にも〈かご花〉のプレゼントということも。
お土産や差し入れは、受け取られた方がその後持ち帰ることを想定したお品の方がいいのではと感じてしまいました。
最後のは地元の方向けですが、これらのご注意点をご参照のうえ、お食事のみの追加のご要望は事前にご用命ください。
重ねてのご案内ですが、当庵のお食事処は基本的にご宿泊の方に合わせた席数となっているため、時期によってはお席がいっぱいとなりご要望を承ることができない場合もありますのでご了承ください。
またお泊りでなくても、小学生以下のお子様のご利用をお受けしていないのも同様となりますのでご注意ください。
我々宿泊施設はいろいろな法令に則って運営をする義務があります。
いろいろと制約があり、融通が利かないと感じられるかもしれませんが、どうかご理解いただきますようお願い致します。