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安住庵日記

《藤城清治カレンダー》新しい年を迎えるための暮れの嬉しい贈り物

こんにちは、安住庵・支配人の渡邊です。

 



子供の頃慣れ親しんだカエルのキャラクター〈ケロヨン〉。


その生みの親である影絵作家・藤城清治さんの2025年の新作カレンダーが今年もまた届きました。

 

 

 

 

 

 

 

2010年に創作活動のためご逗留いただいてから毎年、律儀にもお送りいただいています。

作品のほとんどに登場する小人を影とし、その周りを色とりどりの色彩で表現する独特な技法は唯一無二。


作風のタッチは当庵の雰囲気ともピッタリで(と自負してます)、お泊りいただく方の眼の肥やしにと館内随所に展示しています。


 

 

 

 


当時もう90歳になろうかというお歳でしたがそんな風には全く見えず、朝食後すぐにお出かけになり、夜暗くなるまで四万十の数か所をデッサンしながら回られたとのこと。


その精力的なパワーはいったいどこから来るものなのか、本当に規格外の凄さだと感じています。

 

 

そして数前年、その時に下書きをしたものを本格的に作品にするというお知らせが。


当時の記憶があいまいでその確認のためのお問い合わせだったのです。


四万十川に毎年かかる〈鯉のぼりの川渡し〉がそれで、ちょうどその写真集があったので参考までにとお送りを。


その数か月後、そのお礼にと完成した作品の複製画を贈呈していただいたのでした。


もう大変感激して、早速額装しロビーに飾ることに。

 

 

 

 

 

 

 

カレンダーの方は3か月分を客室のある3つのフロアそれぞれの廊下に。


新しい月が始まると、古い月のものを仕舞って新作を出す。


毎月新たな絵に出会う喜びと、一番古い月の作品が見られなくなるちょっとした寂しさを感じながら。

 

 

 

藤城清治さんはなんと御年101歳とのこと。

 

今なお現役で活動されている雄姿は、日本を代表する絵画界の宝ですね。

 

来年もまた毎月毎月の出会いを楽しめそうです。

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