和室に宿泊する際の布団上げをしてほしくないお客様へ
こんにちは、安住庵・支配人の渡邊です。
日本特有の和室は、欧米のように部屋が広くないため、例えば居間と寝室を別々にすることができないことから、寝るときには居住空間にお布団を敷いて使うなど、多目的に使われる空間です。
宿泊施設でも客室は大きく「和室」と「洋室」に分けられていますが、「旅館業法」でいう和室を中心とした客室構成である当庵は「旅館」に当たり、洋室を中心とした施設は「ホテル」の部類に属します。
普段ホテルにお泊りいただくことが多い方にはなじみが薄いかと思いますが、「お布団は、スタッフが夕食時にご用意し、朝食時にこれを上げる」。
これが当庵の和室での基本的なスタイルとなります。
宿によりそのやり方には各々多少違いがあり、布団敷きはともかく、布団上げはチェックアウトまでしないでそのままにする、という施設もあるようですが、当庵では「お部屋の広さをできるだけ有効活用していただくために、必要なくなったお布団は速やかに上げる」という事と、「お布団を敷いたままだと、歯磨きを垂らしてしまったり、飲み物をこぼしてしまうことを避けるため」との理由からこの方式をとっています。
こうしたことから、お部屋が無人状態の時にスタッフがお邪魔することになりますが、「お部屋が散らかっているからお部屋に入ってほしくない」「朝食後もしばらくお布団でゴロゴロしたい」など、お布団を上げてほしくない方へのご要望も承っています。
布団上げが不要のお客様は、お部屋にメッセージプレートが置いてありますので、朝食に行かれる際にお部屋の扉の前に出していただければと思います。
和室のこの風習に少々面食らう方もいらっしゃるかもしれませんが、そうしてほしくない場合はお気軽にこのプレートをご活用くださいね。