ご注文は「とりあえず生で‼」、ではなく。。。。
こんにちは、安住庵・支配人の渡邊です。
ピーク時から比べると朝晩はだいぶ涼しくなったとはいえ、まだまだ蒸し暑い日が続いています。
それはすなわち、まだまだビールの美味しい季節が続いているという事でもあります。
「とりあえず生で‼」ではなく「とりあえずクラフトビールで‼」
当庵でも以前は生ビールを取り扱っていましたが、現在はキリン・タップマルシェの「クラフトビール」をご提供しています。
タイプの違う3種類がありますので、誰もが聞いたことのある「とりあえず生で‼」という名フレーズではご注文は承れないでのす。
クラフトビールとは、大手のビールメーカーが大量生産するものと違い、数量限定で醸造されるもので「地ビール」とも呼ばれます。
「地ビール」というとここの場合「高知産」と思われがちですが、「クラフトビール」とはそういうわけではなく、「その土地その土地の小規模の醸造所で職人がこだわりを持って作るビール」というニュアンスが強いです。
細かくは酒税法でその生産量が制限されていて、現在日本各地に140社ほどのクラフトビール会社があるようです。
今では大手のビール会社もクラフトビールに力を入れていて、スーパーなどでも見かけることも多いのではないでしょうか。
生ビールは1種類のみでしたが、クラフトビールでは香りや苦み、酸味など風味の違う数十種類の中から順次試してみて、こだわりの3種類にたどり着きました。
生ビール同様ジョッキ(小のみ)でお出ししています。
SPRING VALLEY(スプリングバレー)の「MURAKAMI SEVEN IPA」がイチオシ!
全国の様々なタイプのものを1種類ずつ試飲し、たまたまですが3種類とも「SPRING VALLEY(スプリングバレー)」という醸造所のものになりました。
芳醇なタイプ、フルーティな飲み口のタイプ、そしてまろやかな口当たりの軽めのタイプがあります。
それがこちら。
軽めのタイプは今まで「オン・ザ・クラウド」という銘柄をご用意していましたが、この度生産が終了となり、代わりに「シルクエール〈白〉」が新発売となりました。
暑い時期は軽めのスッキリした飲み口のものが良く出ていましたが、これから秋にかけては芳醇なタイプが好まれるようになります。
厳選した3種類ですが、あえて一つ選ぶとすれば「MURAKAMI SEVEN IPA」が個人的にはイチオシです!
鼻に抜けるフルーティな香りと、後からくるほど良い苦みがより食欲をそそります。
あくまで個人的な感想ですが、一般的なビールはのど越しが良過ぎるため、特に魚介類をいただく際にはビールの方が勝ってしまうような感じがしてました。
つまり、ビールが主役かのように。
なので、それまでビールはお料理を食べる前の食前酒的に飲んでいて、お刺身やカツオのたたきなどをいただく際は冷酒や焼酎を選ぶケースが多かったのです。
ですが、クラフトビールはお料理を邪魔しない、いえ、却って引き立てるようにも思えます。
いわば名脇役のように感じます。
四万十の幸、黒潮の幸盛りだくさんの当庵一番人気の「皿鉢料理」にもよく合いますよ。
結局はご自身のお好みでお選びいただくのが一番かと思いますが、3タイプ全然違うテイストなので是非呑み比べて実感してみてください。