〈Web予約時の男女内訳〉は本当に記入が必要な項目なのか?
こんにちは、安住庵・支配人の渡邊です。
ある日のこと。
満室に近い状態だったその日は、男性ばかり合計7名様のグループのご予約がありました。
お友達同士のご旅行だろうか、お飲み物も結構飲まれるかな、なんて思いながら準備も万端。
早めにご到着された別のお客さまには、「本日ほぼ満室になっておりますが、男性の割合がすごく多いです。温泉は空いているうちにどうぞ」という案内を。
男性の方は特にそのグループが到着される前にと早々に温泉に行かれていました。
ところが。
ウェブからのご予約時、だいたいが男女の内訳を入力するようになっています(Expediaなど海外のサイトを除く)。
この項目、宿側に伝えることにどんな意味があるのか、なんて思われる方もいらっしゃるかと。
確かに人数やプラン内容に間違いがなければ、男女の内訳なんて正確な情報でなくてもいいんじゃないのかと思われがちですね。
実はこれ、以前にお話しした〈到着時間の記入〉と同じで、宿によって重要度合はまちまちです。
食事なしでホテルに宿泊する場合などはまったく必要ないかも。
でも当庵では、男性がことさら多い時などは上記のように、別の方に温泉の混雑具合を案内する意味でもとても重要な情報になります。
当庵では日帰り温泉を受けておらずご宿泊の方だけとはいえ、同性の方が偏って多く同じ時間帯に集中して入られるとやはり混み合うことに。
合計21名様だったこの日、予約段階では男性14名、女性7名だったことからのご案内でした。
なるべく時間をずらしていただくことでそれぞれが温泉をゆったりとした気分でご利用いただける。
そういう思いからのちょっとしたご助言。
ところが結局、この7名様は男性4名、女性3名の間違いだったので、実際の内訳は男性11名、女性10名。
男女がほぼ半々だったため自然と時間がずれてご利用いただくことになり、特別な案内はいらなかったでしょう。
先にご到着のお客様には余分なお言葉となってしまいました。
予約時に尋ねられる項目は宿により必要性に違いはありますが、とりあえずは正確な情報をお知らせいただきたいと思っています。
別の宿ではまた何らか別の判断材料になりえるかもしれませんからね。