四国霊場八十八ケ所・第37番札所〈岩本寺〉はいい意味で異質な雰囲気満載でした
こんにちは、安住庵・支配人の渡邊です。
四国が誇るお遍路周り八十八ケ所の霊場のうち、四万十町にある37番「岩本寺」と足摺岬に程近い38番「金剛福寺」のちょうど中間にあるのがここ四万十市。
この区間は八十八カ所の中でも最長で100㎞近くあり車でも2時間かかり、お遍路さんにとっては最大の難所です。
以前から気になっていた岩本寺ですが、高知自動車道の起点〈四万十町中央IC〉の近くにあるため、高知市内で所要があるときはそのまま通過してしまうことに。
それが、先日当庵も取り上げていただいたBS-TBS「美しい日本に出会う旅」で紹介されていて、意を決して行ってみることにしました。
国道56号線を直進。
途中見かけた歩き遍路の方はどれほど時間がかかるのだろうとその大変さに思いを馳せながら、車では1時間で到着です。
四万十町の中心部を抜けるとすぐに見つかりました。
参道前には無料の駐車場があります。
まずは階段を上がるところでその異色さに見入ってしまいました。
最近ではよく見かける外国人のお遍路さんを意識してなのでしょうか。
英文がアートのように。
そして本堂へ。
前々から見てみたいと思っていた天井一面に展示されているたくさんの様々な絵画。
ひとつひとつには特別意味はないようですが、全体で見るとひとつのアート作品のよう。
描いている人もそれぞれ違う人たちだそうです。
中にはアメリカンポップな作品も。
常識にとらわれず、これらを展示しようとした住職さんの柔軟な考えに感服です。
このお寺では住職さんが運転するトゥクトゥクに乗って、近くの四万十川で水中座禅の体験もあるそうですよ。
ちょっと惹かれますね~。
嫌な出来事や不安な気持ちなどをこの球の中に吹き込み、それを「厄」と書かれた石にぶつけて割るという、厄除けの方法を見たのも初めて。
境内はそれほど広くありませんが結構楽しんで見て回れます。
このように霊場によってひとつひとつ特色があるのかと、いつの日か回ってみたい気になりました。
もちろん歩いては無理ですが。
帰路は違うコースでと、国道381号線で四万十町十和方面へ。
途中にある〈道の駅四万十とおわ〉の〈おちゃくりcafé〉で今が旬の栗のアイスかモンブランを食べようと思っていたのですが、残念ながらカフェは臨時休業。
またの機会にと相成りました。
暑さの落ち着いた四万十川は爽やかな風が吹いていて、近場のドライブでしたがとてもいい時間が過ごせたとリフレッシュして帰ってきました。