牧野富太郎博士の生地・佐川町発クラフトジン〈マキノジン〉取り扱い始めました
こんにちは、安住庵・支配人の渡邊です。
若い頃上司に連れられたまに行ったバーで粋がってよく注文していた〈ジントニック〉。
お酒の中でも〈ジン〉はあまり馴染みがなく、このように外のお店でカクテルとして飲むのが一般的ではないでしょうか。
ジンの原酒が家に置いてあって普段から家飲みしている、なんて方はよほどの通でしょう。
そもそもジンは ジュニパーベリーという西洋杜松(ネズ)の木の実と、ボタニカルと呼ばれるいろいろな種類の植物の成分を配合した蒸留酒のこと。
イギリスやオランダ、ドイツなどではよく好まれていて、ヨーロッパのお酒という印象が強いのでは。
それが近年では日本でも空前のジンブームなのだとか。
カクテルのようにお酒をメインに楽しむだけでなく、お料理にも邪魔しない食中酒としても注目されているようです。
植物学者・牧野富太郎博士の生まれ育った高知県佐川町にある蔵元・司牡丹酒造。
創業100年以上という高知を代表する造り酒屋です。
この蔵元は日本酒や焼酎が主要品目で、当庵でもかねてから特別純米酒の冷酒をご用意していますが、同社ではかねてよりクラフトジンの醸造免許を取得し開発を進めていたとのこと。
昨年放映されたNHK朝ドラ「らんまん」でも記憶に新しい牧野博士。
高知市の一流バーテンダー監修のもと、県内産の柑橘類や生姜、ハーブを配合し、博士の生家の造り酒屋跡地〈牧野蔵〉にある蒸留器で蒸留した高知初のクラフトジンが誕生しました。
朝ドラ放映をきっかけにして命名された〈マキノジン〉。
昨年初めて佐川町へ行ったときに見つけお土産として購入。
試飲してみると、「なるほど当庵のお料理にもピッタリ合いそう」「少し高価なジンだけど、地元でないとなかなか飲めないものを提供したい」と取り扱いを始めることに。
糖質はほぼゼロで太りにくいお酒と表現されるジンですが、一緒に割るものによってはその効果は発揮されないようです。
検討した結果あれこれ用意するのではなく、蔵元も推奨するソーダ割りにレモン添えた〈ジンリッキー〉のみに。
夏から初秋まではレモンの代わりに四万十の酢みかんの代表〈ぶしゅかん〉にしようと思っています。
飲み口も爽やかで料理のお供として適していますが、アルコール度数は45℃とウイスキーよりも少々高め。
アルコールに強くない方はご注意いただきたいですが、高知旅行では是非トライしてほしいこだわりのお酒のひとつです。
高知県は日本酒以外でもいろいろな地酒があります。
初めてのことでも旅先では思い切ってチャレンジしてみるのも旅の醍醐味ですね。
司牡丹酒造のある佐川町はとても印象深い町でした。
その時のブログはこちら。