仁淀川「にこ淵」を観光して四万十市の当庵に宿泊する際は移動時間にご注意を‼
こんにちは、安住庵・支配人の渡邊です。
四万十川と同じく高知のシンボル的な河川である仁淀川(によどがわ)。
昨年公開されたアニメ映画『竜とそばかすの姫』の舞台となったことからもさらに注目され、聖地巡礼に来られる方もだいぶ多いという事です。
その仁淀川の一番の観光ポイント「にこ淵」のことは、お客様からもよく聞かれることがありましたが、私自身行ったことがなく大体のところでのご案内しかできていませんでした。
先日、高知市内で所要がありそのまま宿泊。
翌日は四万十へ帰るだけだったので、それではと思い立って行ってみました。
高知市中心部からGoogleMapで検索すると1時間15分。
割りと遠いな、と思いつつ9時半頃に出発。
高知県内でも初めて走る道で、左手に仁淀川を見ながら直進します。
最初はまっすぐな普通の川というイメージが、少し行くと四万十川のように曲線を描くようになります。
そしてそれから続く山肌を切り取ったようなところを流れていく様は、徳島の大歩危のようにも感じられました。
1時間も進んでいくとそのうちに川幅は急激に細く、ゴロゴロと岩場が出てきます。
時間的にはもうすぐのはずですが、それまで案内表示は見かけませんでした。
と、急に「にこ淵」の矢印看板が。
あわてて山道に入っていきます。
しばらくすれ違いのできないような細い道を進んでいくと、「にこ淵駐車場」の文字が。
そこから300メートル程歩いて行きます。
立地に関する予備知識を持っていませんでしたが、そこには急な階段が据え付けられていて、山の斜面を下りるようになっていました。
一段一段に結構高さあり、感覚的には45度位ありそうです。
案内看板にもありましたが、足元に不安のある方、体力に自信のない方は難しいかもしれません。
サンダル履きはもってのほか、靴は最低限の必須アイテムです。
85段ある階段をヒーヒーいいながら下りていくとだんだんと滝の音が。
すると突然目の前には神秘的な光景が広がっていました!
山の岩清水が集まり、滝となって流れ出てきた淵。
それが「にこ淵」です。
池のように集まった淵はところどころ色が違い、それは美しいものでした。
この淵から流れ出た水が岩場を通り、やがて大河・仁淀川へと。
今車で通って見た川の様子を思い起こします。
四万十の「四万十グリーン」に対してここは「仁淀ブルー」と称されるのですが、自分の見た目としてはグリーンに近かったですね。
ここは周りを山に囲まれ、太陽の光が当たっているところがより幻想的に見えます。
想像するに、多分、お日様が真上に来た時こそが「仁淀ブルー」の一番の真骨頂なのではないでしょうか。
自分が着いたのは11:00頃だったのでそれから1~2時間位がベストの時間帯だったのかもしれません。
居る場所も広くなく後から後から人が下りて来るので、長居もできず戻る事にします。
下りてきた階段を上っていきます。
再度言いますが階段は急斜面で手摺りを捕まりながらでないとフラフラしそうです。
雨天時や、お子様連れの方にはお勧めできません。
ほうほうの体でやっと駐車場に辿り着きました。
前段が長くなりました。
これが今回のブログで一番お伝えしたかったことです。
「にこ淵」から四万十市へは余裕をもって3時間かかります。
県外の方は、同じ県内でこれほど時間を要するとは思ってもみないのではないでしょうか。
高知県は広さもさることながら道路事情が優れておらず、思ったより時間がかかってしまうことがあります。
にこ淵のベストな鑑賞時間までこだわらないにしても、遅くとも3時にはここを出発しないと、当庵の夕食時間には間に合わなくなる可能性があります。
かなり狭い道を通らねばならないところもしばしばありますので、時間的に余裕をもって行動してください。
時間に追われあせって運転すると事故のもとですよ。