「全国旅行支援」延長の正式発表を受けて気になっていること
こんにちは、安住庵・支配人の渡邊です。
「全国旅行支援」の延長が正式発表され、12月27日泊までで年内は終了、年明けは1月10日から再開することになりました。
年末年始にご予約されている方はお気の毒ですが対象外となってしまいました。
まあ、元々12月20日までだったのを27日まで小出しに1週間だけ延長したので、この期間の対象外は予想してましたが。
さて、今回の発表、支援の内容的には以前から公表されていた通り、割引率が40%から20%へ、上限5000円が3000円へと変更されることになりました。
そして気になる適用条件ですが、これは今回の発表は見送りとなりました。
いままでは〈ワクチン接種3回または検査機関の陰性証明〉が必となっていましたが、今回の延長でこの縛りがきつくなるような情報もあります。
割引率および条件は全国一律同じになるはずですが、対応についてはこれまで同様都道府県ごと異なりますので、高知県からの通知待ちとなりますね。
ここで気になったことがひとつ。
発行されるクーポンはこれまでの3000円分から2000円分へ(休前日は1000円のまま変更なし)変更となりますが、〈原則として電子クーポン〉という表記があります。
これ、今まで紙クーポンしかなかった高知県ではどのような対応となるのか。
何故ここにきて、いままで使用してきた紙クーポンでなく、電子クーポンにするのか(する必要があるのか)。
現実的にあと1ケ月もない中、全面的に切り替えが可能なのか。
私自身、今回の全国旅行支援を利用して電子クーポンのみ発行の東京で宿泊した時のこと。
チェックインしてクーポンをもらって食事に出かけるつもりでいたのですが、これが結構手間のかかる手続きでした。
フロントでまず専用のアプリ〈region PAY〉をスマホで取得するよう言われます。
そして初期設定を済ませたらホテルで案内されたQRコードを読み取るとアプリ内に一人3000円のチャージが完了。
そしてこれが使える飲食店を探しますが、なかなか見つけることができません。
小1時間格闘しましたが結局夕食で使えるお店を探すことができず、もらったクーポンはコンビニで使う羽目に。
そこでは〈専用の端末〉をスマホで読み取って支払った記憶が。
〈原則的に電子クーポン〉とはこの〈region PAY〉を使用させるということなのでしょうか。
確かにこれ、使う側からすると2回目以降は割と簡単に使えると思いますが、そもそも最初の手続きについて万人の方が対応できるのかはなはだ疑問です。
そして使われる側の事業所の整備が短期間で整うのか。
現在四万十市周辺では遊覧船やカヌー体験、道の駅をはじめスーパーやドラッグストアなどかなりの範囲で紙クーポンをお使いになれます。
これが電子クーポンへ変更されることになったら、どれだけの事業所がそれを受け入れるのか。
2年前のGoToトラベルの時は希望により併用可能またはどちらかかを希望により選択できるようにしてましたが、電子クーポンを使用できるところは少なかったです。
多分それは手続きや対応が面倒だから。
チェックイン時の対応はやっと慣れてきた感があるので、できれば今のまま紙クーポンで続けていただきたいというのが当庵の本音です。
変えることにより大きなメリットがあるのならともかく、そうでなければわざわざここにきて煩雑な作業を増やす必要はないのではと感じています。
〈原則的に~〉ということは〈例外として~〉もありうるという希望的観測で、高知県からのいいお知らせをここ数日祈るような気持ちで待ちたいと思います。