当庵では寝間着に浴衣でなく《作務衣》をご用意しています
こんにちは、安住庵・支配人の渡邊です。
宿に宿泊した際、朝起きたら浴衣の前が全開、という経験がある方は多いのではないでしょうか。
紐だけはしっかりと結んであるけど、何とも言えない格好で、いくら親しい間柄同士であっても見られたらお互い気まずくなってしまうなんてことも。
浴衣の特性上、就寝中もきちんとした状態のままでいられる人はまずないですよね。
花火大会などにお出かけ着として浴衣を着こなしているのを見ると粋(イキ)で様(サマ)になってるなあ、と感じますが、宿の館内で楽にお過ごしいただくのには個人的にはあまり適していないのかと思ってしまいます。
やはり大股で歩きづらい、畳には座りづらいのではないかと。
自分自身の経験からくるそんな思いから、20年前なごみ宿安住庵としてリニューアルする際、お寝間着に〈作務衣(さむえ)〉を導入することにしました。
宿の改造計画書にもこのことは重要項目として挙げていて、浴衣に代わるものをいろいろと探した結果、作務衣の存在を知ったというわけです。
当時ほとんどの宿では浴衣が主流で、作務衣初体験という方が多かったようなので、動きやすさ、着やすさは比べものにならないと感じていただいていると自負しています。
何より朝起きた時、前が全開にならないのがいい、とのお声も。
温泉ご利用後にそのままの格好で近隣の為松公園へ散策されてもよし、お車でコンビニに行かれても何の違和感もありません。
海外からのお客様も、浴衣とはまた違う日本の文化に触れることで喜んでいただいています。
初期投資は必要でしたが、ご逗留の方にとって〈居心地のいい宿〉でありたいという思いからも、取り入れて本当に良かったと思っています。
SサイズからLLサイズまであり、身長145センチから190センチ位まで、ウエストは60から110センチ位の方に対応できます。
ご自身で合うサイズのものをチェックイン受付後にお持ちいただくように帳場に配置。
女性の場合、前がはだけるのが気になる方には専用のピンをご用意していますので、お気軽にご用命ください。
ただし、当庵では未就学のお子様の受け入れをいたしていないため、お子様用の作務衣はありませんのでご注意を。
小学生でも低学年のお子さまで対応サイズが合わないようであれば、何らかご持参いただきますようお願い致します。