〈知らない土地でも安心なカーナビ〉でもたまに間違った案内をすることも事実
こんにちは、安住庵・支配人の渡邊です。
今や爆発的に普及した車の〈カーナビ〉。
マイカーはともかくレンタカーにはほぼ間違いなく付いているでしょう。
私が高知に来た26年前はまだまだ装備されている方が少なかったと思います。
家にあった車にも付いてなかったので、知らない土地に行くときは地図や標識を頼りに移動。
この道で合っているのかとたまに途中で停車して、看板や地図などを確認しながら進むために通常よりかなり時間がかかってしまうことに。
四万十川を上流に向かっていく国道441号線は、今でこそバイパスができていますが、当時の旧道は民家の庭の前を通るようなおよそ国道とは思えないような道だったので、県外の方からしたら絶対に間違ったと思うこと必至でした。
当庵の建つ城山の山道は上り口が2ケ所あるのですが、ここも非常にわかりにいためよくお電話をいただいてご説明した覚えがあります。
今では自分がどの道を走っているかも表示されるため、極端に道を間違えることはめっきり少なくなっているでしょう。
ただ、このカーナビ、細かい道ではたまにわざわざ遠回りする道を案内することがあります。
私も遠出して帰る際には高速道路にスムーズに乗れるよう自宅をセットすることがよくあるのですが、高速を下り家の付近にきてから明らかに違う道を案内されます。
上の写真の道は直進が最短のルートですが左折を案内されます。
音声案内を無視して走りますが、また次の交差点で左折を案内する音声が。
違う違うと思いながら本当に近い方の道を進んでいきます。
当庵の建つ城山の山道のふもとに達しても、そこからグルっと市役所の方を回るよう案内されてしまうことも。
ここから山道を上がりますが右折の指示
反対側のルートを案内?
これ、道を知っていれば無視して進めますが、ご旅行の場合カーナビに頼らざるを得ず、近くに来られてからグルグル回ってしまうことがあるようなんです。
この山道が道として認識されていないのか、はたまたカーナビの種類によっても違うのか、どういう仕組みかわかりませんが、カーナビが必ずしも正確な情報を案内するとは限らないということなんですね。
今年の桜祭りの時にもちょっとしたハプニングがありました。
当庵へ上がってくる城山の山道は2か所あり普段はどちらからも上り下りできるのですが、桜祭りの期間中3月中旬から4月上旬までは例年一方通行に。
街中の方からが上って四万十川上流方面へ行くのに近い上の写真の方が下り。
なので、この時期には下りの方に行かないようお伝えしているのが〈経由地〉設定。
カーナビでは〈目的地〉である〈なごみ宿安住庵〉の他に、途中寄るところの場所を設定できるようになっているため、上り口にほど近いポイントをご案内するようにしています。
ところが上り口のすぐ近くの〈中村病院〉を〈経由地〉としてお伝えしたら、そこからまたグルっと回らされて反対側の進入禁止の山道の方をカーナビで案内されたというのです。
そこからすぐ近く100メートルもないところに上り口があるのにです。
前述の場合と逆のパターンですね。
こうしたようにカーナビは必ずしも近い方を案内するというわけではなく、進入禁止のところでも関係なく指示することもあるようです。
そういえば「実際の道路標識に沿って走行してください」という音声を聞いたことも。
それと到着時間もかなり遅く案内され、たまにお客様からご連絡をいただくことも。
現在地を確認すると1時間も早く着けそうな場所なのに、まったく所要時間が違っているんです。
これから宿に向けて出発しようとしたら〈到着予想は午後8:00〉なんて表示が出たら焦ってしまいますよね。
文明の利器は人々にとって必要であることはもちろんですが、過信し過ぎるのは考えものです。
絶対的に便利なカーナビでもGoogleMapと併用するなど他からも情報と照らし合わせてみることも大事ですね。