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安住庵日記

図書コーナーの本はご自身のお部屋でお楽しみいただけます

こんにちは、安住庵・支配人の渡邊です。

 

 


観光の書き入れ時のゴールデンウィークでありながら、営業自粛を余儀なくされていたコロナ禍のまっ最中、それまでため込んでいた蔵書の整理をしようとふと思い立ち、本棚をDIYすることに。


ダンボールに詰め込んで別棟の倉庫に放ったらかしにしていたのがずっと気になっていて、大学がオンラインとなり帰省していて日々暇そうにしている末娘に声をかけ、一念発起してホームセンターで材料を購入。


簡単な構造でしたが、久しぶりに手に取る工具とあれこれ格闘しながらなんとか完成しました。

2階エレベーターフロアに設置し、いざ本を取りに倉庫へ行き愕然と。


ダンボールに数箱あった蔵書は、雨漏りと湿気で大半のものがページを開くこともできず。

 

中には原型をとどめていない状態のものも。


乃南アサさんの作品や映画会社にいた頃の映画の台本など愛着のある物もたくさんありましたが、おそらく4分の3位は泣く泣く破棄することに。


あくまで自分の管理不行き届きなので何のせいすることもできず大きな自己嫌悪。


結構へこみました。

 

 


そんな中でも不幸中の幸いだったのは、当時一番はまっていた東野圭吾のものがすべて無事だったこと。

 

気に入り始めていた従業員のひとりに貸し出すために、別の場所に移してあったため難を逃れました。


文庫で発刊されていたものはすべて読破していてとても愛着があったので、ほっと胸をなでおろす気持ちでいっぱいでした。

 

 

 

中でも4、5回は読んだイチオシの作品

 

 

 

 

完成した本棚は本の量をある程度計算して大きさを決めたので、いざ並べ始めるとスカスカな状態に。


なので子供が持っていた漫画も配置するようにしました。

 

 

 

いろいろな小物を置いてごまかす羽目に

 

 



20年前の安住庵へのリニュアールの際には、とても大きな影響を受けた片岡鶴太郎さんの絵や文字。


この「和風が気持ちいい」という季刊誌もバックナンバーも取り寄せて購入し、小物の配置や使い方など研究するなど大いに参考にしました。

 

 

 


 

 

 

 

〈読書の秋〉と言われる今の季節、本を読むのに適した頃合いなのでしょう。


本棚のものはお部屋にお持ちいただくことも自由にできるようにしています。


秋の夜長、静かな環境の中ゆったりと本のページを繰ってみてはいかがでしょうか。 

 

尚、お帰りの際にはそのままにせず必ず元の場所へお戻しいただければ幸いです。 

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