四万十町から四万十市へ向かう国道439号線は「酷道よさく」と呼ばれるほどの要注意道路です!
こんにちは、安住庵・支配人の渡邊です。
「フィギュアミュージアム・海洋堂ホビー館」や「四万十川ジップライン」のある四万十町から四万十市へ移動する場合、一つに国道381から国道56号線に出るルート(地図上の右回り)、二つ目に国道381を逆に江川崎方面へ出て国道441号線で四万十川を南下してくるルート(同左回り)、そして3つ目に国道439号を来るルート(真ん中をまっすぐに南下)があります。
四万十町で観光をしてから四万十市へ移動されてくるケースも結構ありますが、同じ「四万十」が付く地名なので近そうに感じるのかもしれませんが、全く別の行政区で車での移動時間にして1時間30分程かかります。
宿泊地の四万十市へ移動しようと、いざカーナビを設定してあまりに遠いので愕然とされた方もいらっしゃるのでは。
そしてこの場合、一見すると距離的に一番近く見えるルートということで、国道439号線を案内することがあるようです。
この国道439号線は「酷道(こくどう)よさく」と称されるほど、知っている人ならよほどではない限り利用しないとんでもなく酷(ひど)い道です。
日本各地にはこの「酷道」と呼ばれる国道が多数あるようですが、なんでもこの439号線はその中でもトップクラスとか。
私も20年以上前ここを走ってみたことがありますが、車幅1台分しかなく、加えて崖側にはガードレールがない道が延々続いているという有様。
その時は運よく対向車が来なかったのですが、出合い頭になってしまったらすれ違いができず、どちらかがかなりの距離をバックで下がるしかないようです。
後にも先にもこの道を通ったのはこの時1回きりです。
それ以降、道路の改良をしたという話は聞かないので、おそらくは当時のまま手つかずのはずです。
知識があれば「急がば回れ」で441のルートか56のルートを選びますが、県外からの観光の場合はカーナビ頼りになるしかないですよね。
以前に暗くなってからR439を通ってこられたお客様は本当に疲れ果てていて気の毒になるくらいでした。
高知県の道路は概して「国道」とは名ばかりで、一本脇道へ入ると細い道がとても多いです。
もっともこれは、自然が残っている観光地としての宿命なのかもしれませんが。
四万十町からの移動を計画される場合、カーナビを信用せず絶対にこの「酷道」を避け、時間に余裕を持って行動されることをお勧めします。
追記:
この「酷道」をあえて猛スピードで走るマニアもいるそうです。
誤って439号線を走ることになり酷道マニアの車に出くわしたらと考えるとぞっとします。