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安住庵日記

【お足元のご不安な方へ】当庵の館内仕様をご確認ください

こんにちは、安住庵・支配人の渡邊です。


足腰の弱い方をお連れしてのご旅行の場合、やはりその方がおつらい思いをすることのないよう、宿選びではそこを一番重要視したいものです。

宿によって館内の状態はまちまち。

当庵は基本的にバリアフリー仕様になっておりませんが、いろいろな箇所の様子などを把握いただいたうえで、当庵がご本人にとって差支えのない宿であるかご判断をお願いできればと思います。


●玄関では靴脱ぎの形式

ホテルと違い玄関では土足を脱いでいただきスリッパに履き替えていただきます。

そこには低い段差が2段。

随所に段差があることからも、館内では車イスのご利用はご遠慮いただいています。

 




●上下階の移動はエレベーターを

1階にある玄関から客室のある2~4階へはエレベーターをご利用いただけます。

当庵は3フロアに3部屋ずつしかない小さい宿なので歩行される廊下の距離は数メートルほど。

お杖などを使用して自立での歩行が可能であれば問題ないのではないでしょうか。

 

エレベーター前からの廊下の先に2部屋 後ろに1部屋



●客 室

お部屋に入る踏み込み(入口のところ)にも1段段差があります。

「布団だと起き上がりが難しいので」ということでベッドをご希望されるケースが多いですね。

ベッドのある和洋室は2種類。

〈特別展望室・和洋室〉はローベッドタイプとなり、〈8畳+ツイン和洋室〉は通常の高さのベッドが備わっています。

 



展望室のベッドは通常のタイプの半分の高さ

 

上記のメッセージをいただいた方には、こうしたことから展望室のベッドは不向きなのかもしれません。


室内の多くがユニットバスなのに対して、和室にはヒノキ風呂、和洋室には陶器風呂が付いた〈特別展望室〉は各1室。

浴槽をまたぐようになりますが、ひとりで温泉をご利用するのが困難な場合は室内風呂を使用されるケースも。

ご希望があれば浴室内に介助用の椅子をご用意できます。

 

展望室和室のヒノキ風呂



またほとんどの客室には、座椅子と椅子の中間位の高さの〈高座椅子〉が一脚常備してあります。

 




●温 泉

客室と違って浴槽をまたがずに、手すりのついたステップを2段下りるようになります(露天は手すりなし)。

こちらも介助椅子を常備していますが、やはりある程度ひとりでできる状態でないと温泉大浴場のご利用は困難かもしれません。

 

●食事処

夕食、朝食共にお食事処でのご用意となります。

 

以前は宴会場やお部屋で畳の間に座っての形式でしたが、畳に座って食事をする習慣がなくなっている昨今、多くの宿で取り入れているテーブル&椅子のセットにて。

 

 

 

ずいぶん前に社員旅行に行った際エレベーターがない宿だったので、当時の足の悪い会長は難儀だったよう。

当然あるものという固定観念は危険ですね。
 
当庵もリニューアル前のホテル中村のころは4階建てでエレベーターはありませんでした。

お越しになってから足のお悪い方がいることがわかり、おぶって階段を上がったこともしばしば 

今では予約時にメッセージを入れられるようになっていますので、なるべく情報をいただきたいですね。


事前に情報をいただくことで、何かしらこちらで対応できることを考えられますので是非お願いします。



いずれにせよ和洋室をご希望される場合、公式サイトやお電話での予約がお勧めです。

予約サイトからは基本的に〈選択不可〉とさせていただいております。

もちろんご希望を承ることは可能ですが、直予約のご希望があった場合はそちらが優先されます。

ご要望にお応えできない場合がありますのでご了承ください。

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