こんな物もありました!〈旅先での忘れ物〉にはくれぐれもご注意を
こんにちは、安住庵・支配人の渡邊です。
非日常である旅行であるがゆえ。
ご自分の家ならこれはここに、あれはあそこに置く、というのが決まっているし、見当たらなくても限られた空間の中には必ずあるはずなので、普段あまり気にも留めていないでしょうが、旅先で結構あるあるなのが〈忘れ物〉。
お客様が帰られた後、客室や浴室の脱衣かごからちょこちょこと見つかります。
ご逗留中に気が付けばいいのですが、ご出発して移動してしまったからでは回収することもままならず。
当庵で発見される忘れ物(他の宿でもだいたい同じかも)のよくあるものをご紹介します。
【第3位/飲食物】
道の駅等で買われたものでしょうか、お酒や瓶詰の佃煮の類いがお部屋の冷蔵庫の中に置き忘れていることがあります。
冷蔵庫に入れてあるということは、夕食後に一杯やろうと思っていたのがそのまま寝てしまってそのままに、ということなのでしょうか。
チェックアウト後清掃の際に見つかることが多いです。
【第2位/衣類】
よくあるのが温泉ご利用時、脱衣かごに入れたままにしてしまうケース。
下着は履き替えますし、靴下は入浴後履かないということで、忘れていることも気が付かないということでしょうか。
またお部屋のクローゼットにシャツ等をかけてそのままにしてしまうということも。
当庵ではお客様が滞在中は脱衣かご等をチェックすることはできないので、なかなか発見できることは少ないです。
【第一位/携帯電話の充電コード】
圧倒的に多いのがコレ。
お部屋のコンセントにさして充電し、満タンになるとそのまま携帯電話だけを取り外してしまうのでしょう。
充電器がコンセントにそのまま残ったままに。
お家ではそうかもしれませんが、旅先では充電が終わった時点で充電器自体をコンセントから抜くよう心掛けた方がいいですね。
【番外編/こんな物も】
レアなもので携帯電話というのがありました。
チェックアウト後お部屋を清掃する際に発見。
これは旅先では確実にお困りになるはずですが、電話がここにある以上お電話してお知らせることもできません。
気が付いてご連絡をいただくのを待つしかないのですが、この時は当日は休館日にしていて所用ですぐに高知市まで出かけなければならず、途方に暮れてしまいました。
思案した結果、駅前にある四万十市観光協会に預かってもらうということにしました。
すぐに気が付いて引き取りにくる場合当庵まで来るより近いですし、別の場所へ発送することになってもいいように宅急便用の梱包もして。
行先の宛名だけは記入してもらうよう用紙も用意して職員の方に託すことに。
一応携帯でないメールアドレスを登録してあるかもしれないので、その旨をメールしておきました。
結局その日の夜になってご本人その方からメールがあり、「携帯は2台持っていて1台を忘れたことに気が付かず、たまたま近くの宿にもう1泊していたので翌日観光協会に取りに行きます」というお返事が。
何とか事なきを得ることができました。
この他金庫の中に財布を忘れたままになっているという事も。
金庫は日々チェックすることはないので、次に宿泊された方が見つけてくださったことも。
当庵ではお忘れ物を発見した際、食品や下着類は破棄されたものとみなし、その日のうちにご連絡がない場合は処分させていただくことにしています。
またお忘れ物を発送する場合は着払にて対応致します。
充電器などは配送費用を払うのなら新しいものを買った方がいいという判断なのでしょうか、「処分してください」というお返事がほとんど。
そのような物ならとにかく携帯電話や財布ともなると、旅先では取りに帰るためにルートの予定変更をすることになってしまうでしょう。
非日常であるがゆえ感覚が鈍ってしまうのかもしれませんが、普段と違って確認のうえに確認することが大事ですね。