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安住庵日記

2023年度版・安住庵オリジナルポストカードがやっと完成です

こんにちは、安住庵・支配人の渡邊です。


毎年制作しているオリジナルポストカード。

「全国旅行支援」もあって今年は何かと気ぜわしく、集中した時間が取れず作業が立ち遅れていましたが、やっと完成の目途が。

来年はうさぎ年なのでモチーフは決まっていましたが、そこに自分自身が還暦を迎える事をどのような形でメッセージを入れていくか、ぼんやりしたイメージはありつつもなかなか考えがまとまりませんでした。

 


12年前のうさぎ年。

この時は〈月夜のうさぎ〉をテーマに、「周りで何があってもあたふたと慌てたりしないように」という想いで。

はるか雲の上の星にいるので、少し宇宙人っぽい顔を意識しました。

 

 

2011年うさぎ年の作品




作業段階ではまず、参考資料を基にイメージ下絵を描きます。

 

 



〈還暦では赤いちゃんちゃんこ〉といわれている事もあり、うさぎに赤いタキシードを着せてみようと。

どこにどんな千代紙でコラージュするか、あれこれ絵を重ねハサミでかたどっていきます。

この段階になると一気に集中して作業が進みます。

 

 



 

 

でも当てはめてみると何となくしっくりこず、何度も切ってはやり直し。

苦しみの中にも楽しいひと時ですが、やればやるだけ「こっちの方がいいかな、やっぱり違うな」とキリがありません。

この〈止め時〉の判断がほんとに難しいと毎回思ってしまうのです。


「還暦を迎えると赤ちゃんに還る」といわれていることから、今回のテーマは〈原点回帰〉に決定。

〈世知辛い世の中ですが、原点に立ち戻ってみるとそこに新たな光が見えてくる〉という願望を込めて。

自分自身も、還暦を迎えるにあたり〈初心にかえって物事を見つめ直してみよう〉と思います。

完成品は新しい年になるまで公開は差し控えますが、このポストカードを受け取った方にも、そんな風に思ってもらえるちょっとしたきっかけになれば嬉しいです。

 

取引先の企業では諸事情から年賀状の送付を止めるというところが増えてきました。

 

個人の方でも新年のご挨拶はメールでという方も多いとか。

 

そんな時代だからこそ、このようなアナログなハガキ1枚が非常に大切なアイテムになりうるのではないかと、今回の制作中改めて思った次第です。

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