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安住庵日記

〈大規模な停電時〉支払いは現金しか使えない⁈

こんにちは、安住庵・支配人の渡邊です。

 


先週の土曜日、四国全域で大規模な停電がありました。


夜8時半頃、ほぼ満室だった大かたのお客様はお夕食を済まされ、最後の一組の方もデザートをお召し上がりになっている頃のこと。


使っていたPCが突然シャットダウン。


食事処やロビーは非常灯に切り替わり、ブレーカーが落ちたのだろうと配電盤に向かいましたが異常なし。


外をみると街は真っ暗、光っているのは車のライトだけという光景が。


客室も非常灯が点くので真っ暗になることはないのですが、エレベーターは止まり、大浴場の洗い場の方は真っ暗。


この日少し足のお悪い方が4階にいらっしゃいましたが、すでにお部屋に移動されていたので事なきを得ました。


食事処のある1階から4階まで階段を上がってもらわなければならなかったかも、と考えるとゾッとします。

 

 

市内全域の停電なら待つしかないのですが、とにかく状況をお客様にお伝えせねば。

 

館内放送を、、、「使えない」。


内線電話は、、、「使えない」。


あらゆるものが電気で動いていることに愕然と。


結局ひとつひとつのお部屋を訪ね状況説明をすることに。

 

 

この日は一組夕食なしのグループがいらっしゃって町の居酒屋さんにお出かけになっていました。


お食事が済んでお店を出た後だったようで、特に問題はなかったと早々にお戻りになりました。

考えてみれば飲食店では食事どころではなかったろうと後日聞き込みをしてみると、やはり料理を続けられる状態ではなく早々に対店を促されたとか。


そして、ほとんどが〈支払いは現金のみ〉という事だったらしいです。

 

 

 

クレジットカードを取り扱う端末

 

 

 


キャッシュレスが進む昨今、当庵で使っている端末も電力で起動しているため当然画面は真っ暗。


それならPayPayなら使えるかもと思い、翌日サポート窓口に問い合わせをしてみました。


以下がその回答です。

 

 

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停電時のご利用についてご案内いたします。


ご認識のとおり、停電の状況下におきましても、PayPayユーザーの端末にて読み取るQRコードの決済は可能でございます。

しかしながら、停電の影響により通信状況が混雑している場合などは、決済に失敗したり決済情報が遅延したりする可能性がございますので、ご承知おきいただきますようお願いいたします。
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このように多少不具合が出ることがあるかもしれないけれど、基本的には使用できるよう。


ただコンビニのように店側の端末でピッとするものは電気を使っているのでNG。


あくまで支払者がQRを読み込む形式のものなら他のバーコード決済でも利用可という事ですね。

 

 

当庵ではPayPayはこのタイプなのでOK

 

 

 

 

現在はスマホひとつあればお財布も持たなくてよく大変便利ではありますが、非常時にはまったく役に立ちませんね。


やはり多少の持ち合わせが必要なのかと。


便利すぎる世の中に慣れてしまうと、このような状況に遭遇したらなす術もなくなってしまうという戒めのような出来事でした。

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