〈旅行の便利アイテム・キャリーケース〉畳敷きタイプのお部屋でご注意いただきたいこと
こんにちは、安住庵・支配人の渡邊です。
いまやお越しになられる大半の方がお持ちになるキャリーケース。
そう、底にコロコロの付いているバッグのことです。
手で持つのと違い転がして移動できるので、ある程度重量があっても女性やご年配の方でもとても楽に運べますよね。
ただ、このキャリーケース、屋外を転がしてくると当然ながら下のキャスターの部分だけが道路などに直接触れ、相当汚れることになります。
それはいわば外履きの靴の裏と同じような状態。
当庵では、ホテルや大型の旅館と違って玄関沓脱で自前のお履き物からスリッパへと履き替えていただく様式なので、キャリーケースをお持ちの際にはそこでキャスター部分を綺麗に拭いて除菌させていただいています。
その拭いたタオルはビックリするほど真っ黒に。
そして館内では綺麗な状態で転がしていただけるわけですが、お部屋に入られた際室内でご注意いただきたいことがあります。
それは〈畳の上ではキャリーケースを転がさないでいただきたい〉。
そして〈畳の上ではキャスターを下にして立てたまま置かないでいただきたい〉ということ。

和室タイプのお部屋の場合、ほとんどの宿では畳を敷いてあるでしょう。
畳は構造上、直接負荷がかかることに対して強くないため、その上でキャリーケースを転がしてしまうとささくれ立ってしまったり、傷跡がついてしまうことに。
またキャスターを下にして置かれると、その跡が畳に残ってしまうのです。
玄関から移動する際の公共の部分はカーペット敷きなっていますので、ここではもちろん転がしていただいて結構です。
当庵では和洋室を含むすべてのお部屋に畳が敷いてありますので、室内の板の間以外の畳の部分では持ち上げていただければと。
そして、畳の上では横にして(開けられる状態で)おいていただけるとありがたいです。

このことは周辺の和室の宿のみならず全国的に昨今の共通の問題になっているようで、畳の交換や表替えの頻度が高くなることに。
お手間、ご不便をおかけしますが、どうかご理解いただきご協力をお願い致します。
追伸:当庵は駐車スペースから玄関入口まではアスファルトになっていますが、宿によっては玉砂利が敷いてあったり飛石の様式になっているところもありますのでご注意ください。
また、キャリーケースでご旅行される際のちょっとした裏技を、以前のブログ【今や旅行の必需品〈キャリーバッグ〉旅行から帰ってきたらアララ】でご紹介しましたのでご参考まで。