〈ひさびさに竜串海岸へ〉日帰り旅行にはちょうどいい距離でした
こんにちは、安住庵・支配人の渡邊です。
高知県西南部・豊富な自然のテーマパークである幡多エリアの中で、海の観光の主要ポイントである〈竜串(たつくし)海岸〉。
竜が串刺しにされているような形をした奇岩が地名の由来となっている竜串は、四万十市のお隣、土佐清水市にあり、湾伝いの〈見残し海岸〉は、かの弘法大師が見残して後悔してしまったという伝説がある地域として名を馳せています。
四万十市からは車で小1時間ほどの距離ですが、近くにいるときっかけがないとなかなか行かなくなるもの。
先日の休館日、ふと思い立って久しぶりに行ってみることにしました。
【道の駅めじかの里】
11時頃竜串に着いたのでまずは早めの昼食をと、リニューアルオープンしたばかりの〈道の駅・めじかの里〉へ。
近くには飲食店があまりないため、地元の方も多く利用されています。
ここでは〈宗田節香るうどんのカルボナーラ〉なる一押しのものを注文。
カルボナーラのような生クリーム感はあまりありませんでしたが、この辺りでは珍しく味が濃く宗田節が効いていて美味しかったです。
ただ残念なのは、男性には少々量が少なかったですね。
おにぎりかお稲荷さんでも付いていたらちょうどよかったかも。
食後には物販コーナーで商品をチェック。
【竜串観光グラスボート】
2つあるグラスボートのうち今回乗船したのは〈たつくし海中観光〉。
船底がガラス貼りになっている船に乗って、湾の反対側にある〈見残し海岸〉まで遊覧。
途中数か所のポイントで停泊すると海底にサンゴ群が見られます。
ここまでいろんな種類のサンゴが群生しているのを見られるのは国内では珍しいとか。
サンゴに熱帯魚が群れているのを眺めながら20分ほどで見残しに到着です。
ここは地続きになっていますが陸地からでは行くことができず、船で渡るしかないようです。
上陸して30~40分散策し次の船に乗るという方法も案内されましたが、残暑に負けてそのまま帰航。
晴れ渡った空を映した海は穏やかに凪いでいて、奇岩群とのアンバランスさが妙に目に優しくとても気持ちのいいものでした。
「癒される~」を実感です。
グラスボートはもう1ケ所〈竜串観光汽船〉があります。
予約されても来られないというケースがたまにあるらしいですが、大抵が違う方に行ってしまったとの事。
船会社の名前をくれぐれもお間違えないように。
日本で最初の海中公園に指定された竜串湾に生息するさまざまな生き物を展示した、四国最大規模の水族館。
数年前のリニューアルオープン時にも感じましたが、改めて館内を巡ってみてもやはり見応え十分でした。
足摺の原生林に生息する生き物から始まり、竜串湾や足摺の海へと続く展示構成となっていてとてもわかりやすく見やすかったです。
水族館の目の前の海ではさまざまなアクティビティもあり、水族館から実際の海への連動させることがテーマとなっているようです。
グラスボートは通常乗船料がひとり2,000円、海洋館は1,200円ですが、セット券を購入し、700円割引されひとり2,500円でした。
竜串周辺ではこのほか〈足摺海底館〉や〈海のギャラリー〉などいくつもの観光スポットがあり、それぞれの組み合わせのお得なセット券があります。
行く場所を決めてこちらを購入された方が断然おススメです!
それにしても帰ってから考えてみたら、せっかくの機会だったので〈見残し海岸〉には上陸しておけばよかったと弘法大師のように少し後悔の念が。
いつの日か再チャレンジです。
四万十へ宿泊して一日かけてぐるっと回れる、とてもいいコースですよ。