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安住庵日記

〈令和のコメ騒動〉全国各地でお米が品薄となり価格も高騰⁉

こんにちは、安住庵・支配人の渡邊です。




「うちの方ではお米がなかなか手に入らないんですよ」


お泊りになったお客様から夏ごろから度々お聞きした言葉。


米不足が全国各地で頻発していて、スーパーに入荷してもすぐに売り切れてしまうことから〈令和のコメ騒動〉なんて言われていますね。


価格も例年から比べるとだいぶ高騰しているよう。


食材や日用品などありとあらゆるものが値上げし家計を圧迫しているところに、日本人の主食である白米までもがそんな状況になるとは何ともやるせないことですね。


ましてや入荷が少なく米が買えないという状態になるなんて、今まで考えもつかなかったことです。

 

 

 

7月の新米収穫の様子

 

 

 


そもそもお米の消費量は年々激減していて、当庵が創業されてからのここ60年では半分くらいになっているとか。


日本人が主食とされてきたお米を食べなくなったという事です。


3度の食事の中でパンや麺を食べる割合が増えていることが大きな原因らしく、そんな状況の中でお米を作り過ぎないようと政府は減反政策を行ってきました。


需要がない中でお米が余ってしまうと価格低下につながってしまうというわけです。


そうして需要と供給のバランスを取ってきたんですね。


当庵ではホテルと違ってパンも麺も扱っていないので極端なお米の減少は感じられませんが、確かに自分が宿に泊まって朝食にご飯を食べたら、お昼は軽めに済ませていることが多いかも。

 

 


お米の消費量が減っているのに今なぜ急にお米が買えないという状態になっているかという事ですが、8月に発令された南海トラフ地震臨時情報や大型の台風が日本縦断するなどの情報発信により、一般家庭での備蓄が急に起こったともいわれています。


振り返ってみると、ついこの前にもトイレットペーパーや飲料水が一時的にお店の陳列棚からなくなったことがありました。


急激にモノの購入が増えると当然ながら供給が追い付かなくなる。


今回の騒動もそういった経緯があるのかもしれません。


普段はなくなりそうになったらお店に行って買う、というサイクルですが、モノが買えなくなるかもという強迫観念が必要以上にストックを揃えようとする。


ヒトの心理としてそういうことではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 


国はいざという時のために結構な量の備蓄米を蓄えているといいます。


でもそれを今回流通しないのは、ちょうど新米の季節となりじきに市場に出回ってくるとの読みがあるようです。


高知県では二期作として8月に入ってすぐに全国一早く新米が登場。


当庵は仕入業者さんから直接入荷してもらっているので品薄感はまったくありませんが、JAの直売所などでは地方発送しているためか確かにあまりたくさんの量を置いてないようですね。


そして例年から比べると市場価格は3割から5割くらい割高なイメージが。


家計には何とも悩ましい限りですがもう少し辛抱が必要かもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

以前のブログでもご案内しましたが、こうした状況でも高知県では〈新米プレゼントキャンペーン〉を展開しています。


高知県の新米が当たるチャンスですので、是非参画している宿に泊まってご応募してみてください。

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